2021年01月22日, 編集履歴
iOS用Kindleアプリはストレージを喰い潰す
iOS用Kindleアプリにはストレージ容量を喰い潰す問題がある。
上記画像はiPad miniにインストールされているKindleアプリのストレージ使用状況である。96冊のKindle本が保存されており、そのほとんどは文字もの/リフロー本である。リフロー本は小説等の文字中心の書籍なので、表紙や挿絵等の画像が含まれていたとしても、1冊ごとのファイルサイズはせいぜい数MB程度になるはずである。
にもかかわらず、ストレージ使用量が17.13GBとなっている。通常ではありえない。私のiPad miniは32GBモデルなので、ストレージ容量の大半をKindleアプリが使用していることになる。
なぜこんなことになっているのか。
私はKindleで漫画本をよく読むのだが、Kindleアプリには、おそらくは、漫画本の画像キャッシュ等が消去されずにずっと残り続けてしまう問題がある。漫画本が端末から削除された後も、画像キャッシュが残り続けてストレージを喰い潰していく。ひとつひとつのキャッシュは大したことがなかったとしても、積もり積もってギガバイト級に膨れ上がるのだ。
このキャッシュを削除するには、Kindleアプリからログアウトするかアプリ自体を削除するしかない。
Kindleアプリからログアウトした後のストレージ使用量。
再ログインして96冊再ダウンロードした後のストレージ使用量。17.13GBだった使用量が907.6MBまで減少した。すっきり。
ログアウトもアプリ削除も、ダウンロード済みのKindle本は端末から削除される。積ん読がたくさんある場合は、再ログイン後にダウンロードし直す手間が掛かってしまうのが難点である。「キャッシュを削除」的な機能があればいいのだがそんなものはない。数年前にKindleのサポートに問い合わせたことがあるが、いっこうに改善はされない。
積ん読が常にゼロの状態であれば気軽にリセットできるのにね!
本来不要なデータで端末のストレージ容量を消費しているかもしれないので、Kindleで漫画本をたくさん読むひとは一度チェックしてみてはどうか。