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2015年04月06日, 編集履歴

迷惑メール相談センターに一年間迷惑メールを報告し続けた結果

迷惑メール相談センター」に迷惑メールを報告すると良いらしい(迷惑メールが減る)、という話を聞いたので実際にやってみた結果。

情報提供の方法

 迷惑メール相談センターに情報提供することで、その情報は以下のように使われる(「提供いただいた情報について」より引用)。

提供いただいた違反情報については、総務大臣及び消費者庁長官による違反送信者への措置、電気通信事業者による送信防止対策に活用させていただきます。

 迷惑メールの報告方法は、

である。
 私はOS XのMail.appで受信した迷惑メールを「すべてを選択」した後、コンテキストメニューから「添付ファイルとして転送」した。

 詳しい報告方法は、迷惑メール相談センターの「情報提供方法」を参照。

一年間報告し続けた結果

 一年間、受信した迷惑メールを迷惑メール相談センターに毎日報告し続けた結果が以下のグラフと表である。グラフの横軸が受信した月、縦軸が月間受信数で、集計期間は2014年4月1日から2015年3月31日である。迷惑メールの報告をし始めたのは2014年3月半ば。

迷惑メール受信数
受信月account 1の受信数account 2の受信数
2014年4月1099973
2014年5月11441148
2014年6月10161065
2014年7月1544981
2014年8月919701
2014年9月986643
2014年10月871513
2014年11月791569
2014年12月611435
2015年1月1150828
2015年2月664484
2015年3月694477

「account 1」は2014年7月に突出した受信数を見せるが、8月、9月になると6月時点と同程度、その後減少し、2015年1月の増加を除いて、その後は微増あるいは横ばいという状態。「account 2」は2014年12月までは減少傾向が、2015年1月の増加を除いて、その後は横ばい状態が見られる。
「account 1」で見られる2014年7月の増加も、両アカウントで見られる2015年1月の増加も、一時的な増加であり次月には前月程度の数に収まっているのが特徴的である。これらの時期(年初を起点とした半年スパン?)が迷惑メール送信側にとってなんらかの意味がある時期なのかもしれない。
 両アカウントとも、2014年7月、2015年1月を除いて、おおむね減少傾向が見られるのではないだろうか。集計期間の最初と最後である2014年4月と2015年3月で割合を見ると、「account 1」では約63%、「account 2」では約49%となった。

 実験に使用したふたつのメールアカウントは、十年以上前にインターネットを利用し始めた時からの、インターネットプロヴァイダから提供されたものである。これらのメールアカウントはインターネット利用開始初期のよく解ってない時期に、いろんな(いま思えば怪しげな)懸賞サイト等に登録してしまったものである。現在は(迷惑メール収集を除いて)まったく使用していない。